ほぐしとは

当院で行うほぐしは、基本的に「筋膜リリース」を行います。

 

近年筋膜リリースという言葉が日本では一人歩きし始めている感がありますが、元々はアメリカの手技療法である「オステオパシー」の中の技術のひとつです。

※アメリカ三大手技療法「カイロプラクティック」「オステオパシー」「スポンディロセラピー」

 

筋膜とは大雑把に言えば主に筋肉を包み、さらに筋肉の中にも侵入して筋中隔という「へだたり」を作ったり、骨膜に連続したり骨間膜に続いたり、神経や血管を包む膜にも連続していたりと、身体中に張りめぐらされた組織のことをいいます。

 

この筋膜がある程度の滑走性を維持することで身体各部はスムーズ且つ大きく動くことができるのですが、何らかの影響で起こった炎症やよじれ、癒着により、本来のパフォーマンスを発揮できなくなることがよくあります。当院ではこの動きの悪くなった筋膜にアプローチすることにより、よりよい状態を取り戻すことを目的として、手または※ステンレス製の器具を用いてリリースを行います。

 

※IASTM(INSTRUMENT ASSISTED SOFT-TISSUE MOBILIZATION)

患部にマッサージクリームを塗布し、ステンレス製の器具をその上で反復させるように滑らせてリリースを行います。